自己紹介代わりに私の社労士受験の体験談をお話したいと思います。
1回目は合格レベルに達することができず惨敗でしたが、2回目以降は模試を予備校3校ハシゴしてもほとんどA判定をもらえるほど実力が付いていました。しかしながら社労士試験あるあるで選択式の足切りで1点に泣く、を5回続けて味わうことに。
落ちるたびに次回ひとつだけある条件をクリアできなかったら諦めようと思っていたことがあります。それは、
合計点が合格基準を下回ること
これは択一式か選択式のどちらか一方でも、という意味です。
合計点が1点でも合格基準に満たないのは実力不足だと思うのでキッパリ諦めるつもりでした。合計点は合格基準をはるかに上回っているのに、選択式が1点足りないだけで諦めてたまるかというリベンジの気持ちが強かったのを今でも覚えています。
とはいえ落ちるたびに奈落の底に突き落とされた気分でした。何度でも甦る不死鳥のごとく、奈落の底で傷付いた羽が癒えるまでじっと待つ、そんなイメージをしながらモチベーションの回復を図りました。
私のように選択式の足切りだけで残念な結果になった方は、実力はあるのに運がちょっと足りなかっただけなので、諦めてしまうのは非常に勿体ないと思います。社労士試験は悲しいかな運も必要な試験ですから、運が回ってくるまで耐えて耐えて頑張るのです。
それと今となっては1年で勝ち抜けた方は少し気の毒とさえ思っています。決して負け惜しみではなく。なぜならほとんどの人は、1年目は暗記だけで精一杯で、法律の趣旨をよく理解しないまま何となく分かった感じで試験を終えてしまうからです。
2年目以降はその法律ができた経緯や裏側が見えてきて楽しくなりますし、繰り返し学ぶことで脳に残りやすくなるため、決して悪い事ばかりではないと思います。習得した知識は決して無駄にはなりません。企業勤めでまだ合格はしていない方でも、今の段階で社内から重宝されていませんか?私はそうでした。
人生少しだけ遠回りしてもいいのです。遠回りをした分だけまっすぐ歩いた人より見える景色があります。
それと中には社労士試験を受けたい、続けたいと思っても環境的に叶わない方はたくさんいらっしゃいます。受験できる環境にいられるだけ幸せだと考えることができれば、また意識は変わってくるのではないでしょうか。
私はそう考えながら毎回試験前までにユーキャンを利用して合格レベルにまで仕上げ、自分に運が回ってくるのを何年も待ち続けました。そして7回目で合格することができました。